夏がく~れば 思い出す~
去年の話ですが。
お店の移転に伴い自宅も引越した。
これがお店まで結構な距離なので、車で通勤することになった。
夏のある日、お店から家に帰ろうと駐車場に行ったら
「おや?」となった。
自分の車にとある細工が施されており
「うぬぬ。これは近所のガキどもの悪戯か!この餓鬼め!」
「いや。これはオバハンだ。図々しいオバハンの仕業である!」
「しかし。プラスチック爆弾の可能性も拭えない。かなりデカイが」
など、ひとしきり悩みぬいた。
このような状態。ううっ。
・・・結果。犯人は自分だった。
朝、天気が良かったので、枕の異臭を改善すべく干した。
そして、干したまま(載せたまま)お店まで移動したようだ。
えー解説しよう。
我が家は地図上のA地点の近辺で、お店はB地点であるからして
道のりは約8kmちょっと。
枕を載せて疾走。
カーブでの激しい横Gにも枕は耐えながら。
「ソバ殻まくら」ならではの重量感を生かして
約8kmを疾走。
それを見た子供たちは思ったに違いない。
「ねえ。あの枕を載せた車。一体何の目的で、どこへ向かうの」
いいかい坊や。おじさんが教えてあげよう。
「それは、ただの通勤だよ。」
・・・これが去年の夏の思い出です。