新商品

「ハンドメイドシリーズ」の新商品出来ました。 

色んなのがあるよ
色んなのがあるよ
 
「ハンドメイドによる古布と帆布で作ったマース(塩)入りお守り」
長っ!   
 
ちゃんと塩も入ってマース
寒っ!
 
そして、使用している古布は元々「着物」でした。
 
それが歳月を経て、この様なカタチで、ここに復活!
大袈裟っ!  いやいや。
古布側
古布側
 
古布であるが故、同じ柄はありません。(出来ません)
 
つまり、全て1点モノ。価格は、おひとつ700円。
帆布側は、カーキ・ナチュラル・ネイビーの三色
帆布側は、カーキ・ナチュラル・ネイビーの三色
 
帆布側はpaipaiのロゴ入り。
 
沖縄の信仰では、幸福は【南】よりもたらされます。
そして南は未来の方角。
 
島の博学オジィの説では、「南」を「ハイ」とか「パイ」とか「ハエ」とか発音するのは
例えば、赤ちゃんが「はいはい」するとか、虫が「這う」と同意で
つまりは「未来に向かって前進する、延びていく」ことなのだそうです。
 
他にも。
マグロ漁の1つ「延縄漁(はえなわりょう)」なんかも「延」と書いて「はえ」と発音するのは、同じ意味なんだそうです。 
 
未来に向かって延びる。ああなんてステキ。
とか思いつつ。今から8年以上前の事。その当時の棲家だった、とあるドミトリーハウスの簡易ベッドの上で。
 
「よっしゃ【南】を二丁!そして【パイパイ】と読もう!」と、ほくそ笑んでました。
 
キモイが、そのとき歴史が(かなり小さく)動いた!
 
そして屋号を「南南」に決めました。・・・実店舗を開く数年前の話である。
 
 
「は?パイパイ?」って内地の方にはしょっちゅう聞かれるけど、色んな意味で。
色んな意味も含めて覚えて下さい。
 
 
なんか話や時系列がぐちゃぐちゃになってまいりましたが。
 
つまり、「ハンドメイド・マース入りお守り」発売中。 
家内安全・商売繁盛・厄除開運・無病息災・交通安全・学業成就などやお土産に。
 
※ 尚、お守りの効能?効果?については保証の限りではありません。
・・・ですが、皆で信じましょう。
  
 
あっそうそう。もう1つ。コチラの方言で「北」を「ニシ」と発音するのは 
上のオジィの説によれば。
南は「未来の方角」に対して・・・
北は「いにし方(かた)」つまり「古(いにしえ)の方角」なんだそうです。古=過去。
 
 
★豆知識:「ニシ浜」と書かれた浜は、島の西側でなく北側にある場合が多いぞ!
 
では。
 
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燃えろよ

「マタ レイノ カマ ヤリマスンデ・・・」
 
という訳で。先日友人から上のような電話があって。
 
怪しげな内容とかいうのではなく。つまり
「また、例の登り窯に火を入れますんで、もしよろしければ、手伝いに来て下さい」

いや、単純に。
「バイトしに来ない?」
みたいな事です。
 
で。行って来ました。
 
場所は。川平焼「凛火 rinka」 パチパチ!
石垣島では唯一の「登り窯」がある窯元です!

連房式登窯っちゅうヤツか?
連房式登窯っちゅうヤツか?

 
その昔。オレ。いやワタシ。
陶磁器の絵付け教室に勤めてた事があって、「お窯」に囲まれて仕事してました。
でも囲まれていたのは、電気或いはガス仕掛けの「電気炉」や「ガス炉」で、やはり人力頼りの「登り窯」には感動します。
薪をくべるべ
薪をくべるべ

スタッフはワタシを入れても3名。
しかもワタシが到着したのは午前10時。「火入れ」から30時間経過した頃です。
窯の主は疲労のピークハント。殆どネテナイ。
この時点の窯の温度は約1050℃。予定よりかなり低いらしい。
ヤバいよヤバいよ。
 
前回呼んでもらった時は低い温度の時間帯だったので
「よっしゃ。あと10℃上げようかい!」「ワシに任せんかいっ!」って感じで簡単に上がったんだけど。
 
今回のこの高温状態では1℃でも中々思うように上がりません。
 
目標は1247℃。気が遠くなる数値です。
やったー1180℃。
やったー1180℃。

何時間か後に何とか1180℃までこぎつけた。
ワタシはタイムリミットがあって、1200℃を見たら帰るつもりでした。
 
この時間帯になると1179℃が1180℃になっただけで大歓声。
多分。脳内におかしなドーパミンが大量に分泌されている。
火を噴く窯の図
火を噴く窯の図

 
窯もがんばっとります。
あとちょっと!がんばれ窯。チバリヨォォー!
 
そして。 
なんと下降中!
なんと下降中!

え。?
なんと温度が下がりだしました。
 
この後、何時間か前の1140℃位まで下がって。まるでどこぞの株価のように。
ヤバいよヤバいよ。 
 
午後7時。1160℃まで回復したあたりでワタシは逃げ去りました。 
 
そして。その後。友人からは連絡が無いので「過労死したか?」と思うものの
新聞に「川平で2名過労死!1200℃目前にして。」とも載ってない。
安否を気遣っておりましたが。 
 
おととい。友人がひょっこりと店に来てくれました。生きてた。

プレゼントしてくれました。
プレゼントしてくれました。
 
「先日は、ありがとう。これ戦利品。」
と言って上の器をくれました。
嗚呼。この敵前逃亡したワタシに。なんと申してよいのやら・・・。うう。
 
ありがとう。 
 
どうやらあの後、朝6:00までがんばったみたい。
そして1247℃には及ばなかったけど1200℃はクリア出来たようです。
ナイスファイト!
 
計50時間掛かったらしい。お疲れ様。
 
 
「マタ レイノ カマ ヤルトキ ヨンデネ」
 
 
 
 
ここからは全く別の業務連絡です。

先日どれかのエントリーにコメントして下さった方のコメント記事が「スパム」として分類されておりまして、誤って他の「スパム」と共に全削除してしまいました。コメントの内容を詳しく確認する前の事でしたのではっきり内容が分からないのですが、確かウチで「ミルク様Tシャツ」をお買い上げ頂いた方だったと思います。もしご覧頂いてたら大変お手数ですが、もう一度コメントを頂けると幸いです。申し訳ございませんでした。 paipai
 
 
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冬の風景

北風(ニシカジ)にキビの穂ゆれて冬は来ぬ ~詠み人知らず
 
という訳で。北をニシと発音する方言はさておき。
冬絶好調の石垣島です。そんな冬の石垣島の風景・・・。 

稲穂ならぬキビ穂
稲穂ならぬキビ穂

観光の皆様。ススキではないのよ。サトウキビの「穂」なのです。
 
毎年12月の上旬頃に突然にょきにょき出てきます。
そして思うのです。「嗚呼冬だ」
 
キビの穂が出てきてしばらくすると・・・
島中をこんなのが走り回ります。
サトウキビ運搬中
サトウキビ運搬中

 
中には結構な量の落し物をする車もあったりしつつ、彼らが目指すのは。
島で唯一といえる大規模プラント。
 
そう。製糖工場。
 
コチラ
2010-01-05b
正式名称:石垣島製糖株式会社/通称:石糖

 
毎年、製糖期(12月下旬~4月上旬)には24時間フル稼働!
工場周辺は甘い香りに包まれます。
 
今期は、台風の被害が殆どなかったので5月上旬まで操業予定みたい。 
サトウキビ到着!で、車ごと計量
サトウキビ到着!で、車ごと計量

 
製糖工場は製糖期以外は、「メンテナンス」という名目で少数社員による保守点検作業が行われていますが、製糖期となると当然人手が足りません。
 
よって。人員を増強します。しかし、これがなかなか高倍率。
この様な時にモノを言うのは、やはりコネクション。
 
日頃からいい人間関係を築きましょう!

 
もう一つ有名な冬季の仕事は、「キビ刈り」です。
 
こちらの職場は「工場」ではなく「現場」です。
現場であるサトウキビ畑で、鎌を手もち、己の手によって一本ずつ刈り取っていくという肉体派労働スタイル。
当然志願者倍率は低いですが、現場大好きの猛者向けの仕事です。
 
島の若者も敬遠します。

夏植えのサトウキビ
夏植えのサトウキビ

上の写真は昨年の夏に植えたいわゆる「夏植え」のキビ。
今期は刈り取りません。

「春植え」は約1年後、「夏植え」は約1.5年後に刈り取ります。
 
そういえば以前、初めて小さいサトウキビを見た知り合いが、
ポツリと一言。「石垣島では結構ニラ植えてるねえー」
 
 
オチにもならんわい。
 
 
★豆知識:製糖工場の煙突から出ているのは「煙」じゃなくて「水蒸気」だぞ。
 
 
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明けたね。

おめでたく。
 
この石垣島にも、108つの煩悩を払う為、除夜の鐘が鳴り、年が明けました。
 
しかし。煩悩もなかなかイイモノだがね。

今年の年賀状

不況&デフレーションのスパイラルに陥りつつあるジャパンに
 
光明はあるのか?
 
それはそれとしてpaipaiはガンバリマス。
 
昨年お世話になった方々
まだ見ぬ方々。今年もよろしくお願い致します。 
 
 
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