中年日記2011(追憶の仕入れ旅行) vol.5

中年日記。
 
 
えっ?あんたまだアレ続けるの。
と思われるかもしれませんが。続けるのよ。
 
オレハカクッ!!(今まで放っておいたけど)
 
 
その前に。
 
本日石垣島の友人が島から旅立って行きました。ううっ。 
よし。ここはひとつはなむけの言葉でも・・・
 
「えー。N君、Mちゃん。何処であろうと、住めば都・・・ハッハ。」
 
引っ越し先が「京都」なだけにコレは当たっとりますなー。ウィットどすなー。 
デロンギ大切にするからなー。
 
 
さて。中年日記。 
 
なんと6/21のエントリの続きからです。 
えー皆様。つまり本日は4/18です・・・ 
 
9:00過ぎ起床。
本日は大切な作業が待っとります。
 
今まで買い漁った品々を日本へ送る出荷作業の日です。 
 
配送手段としてはエアカーゴ等もありますが
未だに国際郵便のみで行っております。
 
この場合、集荷には来てくれませんので
こちらが荷物を持って郵便局まで出向きます。
 
以前はモーターサイ(バイク)でアホみたいに荷物を積んで運んだ事もあったけど 
前が見えなくて、「勘」で運転する羽目になるので、止めました。
 
チェンマイから出荷の場合、今はソンテウを運搬車として使っております。 
 
ソンテウとはこれ↓
 
ソンテウ1
 
簡単に言えば、「乗り合いタクシー」でしょうか。
ピックアップトラックの荷台を改造してベンチシートと屋根を付けた乗り物です。
見た目は若干「霊柩車」っぽい。
 
※ちなみにタイでは乗用車でもピックアップトラックがやたら多く
「TOYOTA」も多いが「ISUZU」が一番人気なのだ。多分。
 
ソンテウ2
 
こんな感じで乗り合う。
 
一応、「流す」ルートが決まっていて、例えば上の赤い車体はチェンマイ市内
白や青や黄色とか緑とか(もっとあるはず)は郊外や他県を行き来してます。
 
そういう意味では、タクシーよりバスに近いですな。
 
ソンテウ4

ぬおおーソンテウだらけ
 
チェンラーイ(もっと北部の町)では軽トラ版ソンテウも活躍してた。

ソンテウ3
 
まあなんにせよ庶民の足。料金も安い。
 
乗り方は・・・走ってるソンテウを手を挙げて止めて行き先を告げる。
 
例えば「郵便局。川沿いの。」みたいな感じで告げれば
運ちゃんが「1人20バーツ」とか答えてくれるので
金額が折り合えば荷台(シート)に乗り込む。
 
ソンテウの場合法外な金額を告げてくることはほぼナイ。
旅行者だから多少高く取られることもあるだろうけど、それもご愛嬌。
 
 
だけどトゥクトゥクの場合は気を付けましょう。
 
トゥクトゥクはこれ↓
 
2011-09-16k
 
客待ちなのか暇なのか、3~4人でニヤニヤたむろの運ちゃんに交渉すると
大概フッカケてきます。ハナからボる気満々なのです。
 
値切ろうとしても「ミスター。その金額では誰も乗せない。あり得ない。」
 
とか言ってくる場合は無視して
別の普通に「流し」ているトゥクトゥクに声を掛けてみると
あっさり「OK」だったりする。
 
トゥクトゥクは庶民の足というより、解放感や小気味良いエンジン音に誘われて
観光客が「ノリ」で利用する事が多い。それを逆手にとった運ちゃんも多い。
 
この不良め。まあ高い金額でもホイホイ乗る方も悪いがネ。 
気を付けましょう。
 
もちろん優良ドライバーもたくさんいるでしょうが・・・。

トゥクトゥク
 
↑偉そうなこと言う割にハシャぐ奴。・・・この運ちゃんは本当にいい人でした。
 
 
えー。話がどんどんずれていって全然郵便局に着かないではないか。
早くソンテウとやらに乗れ!
 
ソンテウ5
 
こんな感じで運搬中。 
 
そして無事郵便局着。 
サッサと片付けて昼飯食うぞい!と意気込んでいたのだけども
しかし、学生の職場研修かなんかをやってて異常に対応がノロい。
 
ノロいだけならまだしも
 
「こんな奴らに大事な荷物を任せて大丈夫なのか」
 
「普通に学校のジャージ着てる子だぞ」
 
と自問自答していると。。そこへ聞き覚えのあるダミ声のオヤジが登場。
 
このオヤジはいつも部下職員をデカい声で怒鳴り倒しているのだが
仕事は早い。信頼できる。

何年か前、最初に対応してくれた時
「サーフェス(船便)だと何日かかる?」って聞いたら
「10日程だな」って即答された。
「そんな早い訳ないだろ」って思ったけど、帰国したら確かにもう着いてた。
(厳密にいうと、帰国したら川崎の税関から留守電が入ってた)
 
今回もこのオヤジが居てくれたので安心して第一弾の出荷完了。
(ちゃんと有償貨物としてインボイスを作成しておりますよ)
 
※郵便局では主にカウンター内で作業をしておりますので写真はナシで。
 
 
出荷作業を終え、レンタバイクを借りに行く。
昨日のオヤジの店へ。
 
バイク屋のオヤジ
 
明日の18:00まで借りて170バーツ。約475円。
安い。250バーツ/1日とかザラなのに1.5日でこの値段。
 
オヤジ曰く「お前だから割引してやる」だって。最初覚えてなかったでしょ。 
でもありがとう。バイクはボロでも心は錦。機関も良好。
 
 
さて。次。
ソンクラーンの休暇で閉まっていた幾つかのシルバー屋も
そろそろ開いているのでバイクで回ってみる事ににする。
(ソンクラーンって何?という方は以前の中年日記を読んでね)
 
残念ながら一昨日のレートよりさらに高くなっている。2年前の2.5倍。うう。
具体的な数字は言えないけど。諸君考えてみてくれたまえ。

たった1gでも2.5倍高いのだよ。嗚呼。
 
 
気を取り直して。飯。たまには日本食が恋しいのー。
 
でも出店のこういうのはちょっと怖いのー。

屋外寿司屋

分かりにくいけど。直射日光も当たるであろう「寿司屋台」です。 
 
ささっ普通の日本食屋へ。値段は高いけどね。 
西洋人男性とタイ人女性の即席カップル(理由は想像してくれたまえ)が
なぜか刺身の舟盛りなんか食べてるお店です。ホントだよ。 
チェーン店なのに大人の社交場みたいになってる。 
 
よし。元気が出た。
 次行ってみよー。

ショップ
 
こちらもソンクラーン休暇明けの店。
帰国までに間に合ってよかった。 
 
明日ピックアップに来るからなー。
 
 
そして宿でビア。
 
 
夜。今回最後のナイトマーケットへいざ!
 
ナイトバザール
 
 
数アイテム購入!
持ちきれなくなったところで終了ー。 

 
スタッフ
 
また来まーす。
 
そう言えば。
この店主なんかもそうだけど、「仙台あたりの取引先と連絡が取れない」
という方が何名かいらっしゃいました。皆さん大変心配してました。 
 
そして 
実は今夜がチェンマイの最後の夜です。
 
今回は急に来ることになって
時間がとれなくて残念ながら明日の夜にはタイ出国のタイトスケジュール。
でも過去最短の時間内でよくガンバッタ!と自分を褒めて今日も飲むぞい!
 
 
働かざる者飲むべからず。働いたから飲む。
 
 
 
 
 
という訳で今宵も

 

 
看板
 
 
なのです。
 
 
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中年日記2011(追憶の仕入れ旅行) vol.3

久々の中年日記。
5/12の続き。(遅っ)
 
ややっ。嫁にブログ割り込まれている! 
でも。こう間延びすると、いかにも「追憶」っぽくていいな。言い訳。 
 
 
えー。 
場所はタイ北部・チェンマイ。日付は4/16からですよ皆さん。 
現地時間の午前9:00頃から振り返っていきましょう。 
 
・・・昨日、街で散々水を掛けられたので、洗濯屋に衣類を出す。
30バーツ/kgナリ。 
 
10:00頃から外出。今日は仕事するよ。
なんせ、ソンクラーン イズ オーヴァーだもんで。
 
まず。昨日のバカ騒ぎの現場は・・・
 
ターペー門付近
 
おおー。平和が訪れているではないか。
 
パックス ターペー門。
 
 
よっしゃ。俄然やる気が出たところで、まずシルバー屋を訪ねましょう。
 
ご存知の方も多いかとは存じますが 
タイ北部でシルバーと言えば、「カレンシルバー」。

タイからミャンマーにかけて居住する山岳民族「カレン族」によって生み出されます。彼らの世界観である「アミニズム」が基本コンセプト。
 
八百万(やおろず)の神々を信仰してきた人種が好むのも納得です。
 
カレン族の一部は、女性が首に真鍮かなんか巻きつけて首を長くする
いわゆる「首長族」としても知られております。
 
カレン族もっと知りたい方はコチラ 
 
で。タイ北部最大の町チェンマイはカレンシルバーの一大集積地。
シルバー屋も多数あるのです。・・・早速突撃。 
 
ああ!

シルバーショップ
 
まだ休んでる。(ソンクラーン休暇) 
・・・他のシルバー屋もほぼ休みでした。徒労。開いてのは1軒だけ。
 
その開いてた1軒で、試しに「卸値」を聞いてみて愕然。
なんと2年前の倍以上ではないか!

店主曰く「信じられないレートだろ?自分でもびっくりだよ!でもこの先もしばらく上がるぞ!」って。 
あー。やる気なくした。資金力に乏しい我々にとってこれは死活問題。
 
その上、このシルバー屋の店主も暗に
『お宅らもバイヤーの端くれなら、今はどう考えても 「買い」 ではないだろ!』
的なアイビームを出している。 
 
うー。シルバーは保留。他のシルバー屋の開店待ちだ。期待薄だが・・・。 
次行ってみよ。次。
 
おお。これはなかなか良いぞよ。
 
スカーフ
 
買いましょう。
 
店主が石垣島の友人Y氏にそっくりで笑えた。

店主1 
 
よっしゃこの調子で行こう。
 
でも腹減ったので、嫁が下調べしてくれていた “カーオマンガイ” (タイ風蒸し鶏ご飯みたいなヤツ。海南鶏飯?)の店へ。
 
「キヤット・オーチャー」という店。地元でもかなりの人気店らしい。
とにかく店自体が開いてて良かった!
 
ココ↓

キアット・オーチャー
 
早速注文。・・・すぐ来ました。
 
コレだ。
 
カーオマンガーイ
 
ヤヤッ!血の塊までのっている。いただきます。 
そしてさりげなくビアも飲む。アローイ。 
 
大盛況&店員の親切なお店でした。ご馳走様でした。

教訓:流行っているお店には「理由」がある。 
 
個人的には “カーオマンガイ” と言えば、
バンコクの両替屋の近くで運河のそばのナントカという店も忘れ難き。
店員がピンク色のシャツのとこ。 
 
・・・さあ。午後もガンバロウ。
 
でも実際、今日も開店している店は少ない。
ソンクラーンが「3回目の正月」と言われているのが納得できる。
 
いや!今日出来ることをやる!ガッツで乗り切る!
 
途中、籐製品を扱う店でギフト包装用の小さい籠を買う。
 
 店主2
 
「ねえ。あの籠たくさん買うからもうちょっと品揃えしてね」
 
 
そして夜。
 
夜
 
ナイトバザール等を中心にブラブラ下見&仕入れ。
 
パクリ品、ガラクタの山をすり抜けつつ、数アイテム購入。
 
店主3
 
「おいくら万円かしら?」 
 
余談ではありますが・・・。
最近このナイトバザール・マーケットも屋内のテナントブースの「空き」がどんどん目立つようになったし、観光客の客層も数年前のような中・韓の「団体客」も見かけなくなった。
 
つまり流行っていないのか?いや、団体客がいない方がこちとら好きなのだけど、当てにしてる連中もいる訳で・・・。町の反対側にあるオシャレ系ナイトバザール(ニマンヘミン通りとか)に流れて行っとるのか。 
 
などとチェンマイの経済を考えているフリなどしつつ晩飯。
 
日本人
 
食べる前に飲む。食べた後も飲む。 
そして「経済」の事はすっかり忘れゴキゲンに。
 

・・・帰ろう宿に。

ご馳走様でした。

スタッフ1.2
 
「絶対双子でしょ?それとも姉妹?」

前に聞いたけど、忘れちゃった。・・・確か他人同士。
 
また来ますね 。 

 
んん?ちょっとホロ酔いなのか?

 
もしかしてボクは酔っているのか? 

 
字がゆがんで見えていまーす。あはは。
 

看板

あはは。
 
 
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中年日記2011(追憶の仕入れ旅行) vol.2

5/9の日記の続き。 
 
そう。チェンマイに朝早く着いて(にもかかわらず)、ビールを飲んで寝たよ。  
12:00前に起床。さあ。出発だ。  
 
・・・その前にここで重要な情報を。
 
タイはこの時期、ソンクラーンという行事が実に盛大に行われており
 
この「ソンクラーン」を簡単に現代風に言えば「水掛けまつり」です。 
元々タイの「旧正月」にあたり神聖な行事なのですが・・・ 
今では観光客が「水掛け」目的で大勢押し寄せます。特に西洋の方。
 
そして・・・「ソンクラーンを体験するなら絶対に本場チェンマイへ!」 
みたいに紹介してるガイドブックも結構あるようで・・・。 
「本場」らしいです。このチェンマイは。
 
もちろん我々だって、この時期が「ソンクラーン」なのは事前に知ってました。 
でも本日、つまり到着日(4/15)が盛大な3日間(13~15日)の最終日で 
いい加減みんな「水掛け」に飽きてるだろうとタカをくくってました。 
 
なんせこの時期にタイに来るのは初めてなので・・・。 
だったら一回くらいはその「ソンクラーン」とやらを見てみようじゃないか! 
軽く参加してやってもいいぞい!などとも思っておりました。 
 
・・・しかも。先程乗ったエアポートタクシーの運ちゃんが 
「昼からターペー門付近で『ソンクラーン』のパレードあるから行った方がいいよ」 
とか言ってたので。ならば「見学」に行こうではないか! 
 
で。向かったはいいケド。 
徒歩5分の「ターペー門」に着くまでに既にズブ濡れ。
 
見ず知らずの御仁が撃ってくるのだ。巨大水鉄砲で。断りもなく。 
 
武士道に反するぞ。「やあやあ。我こそは日本国・琉球の民なるぞ・・・。」 
とか言えよ。いや言わせろよ。 
 
で。たどり着いたのがチェンマイの中心地「ターペー門 / Tha Phae Gate 」。 
 
あー。バカ騒ぎ真っ最中。

油断すると水鉄砲で撃ってくるぞ!
油断すると水鉄砲で撃ってくるぞ!

えー。こっそり撮影しないと撃たれる。 

機動部隊。またつまらぬものを撃ってしまった。
機動力部隊。「また、つまらぬものを撃ってしまった・・・」

まあ完全に大騒ぎ。悪ノリ。

さらに詳しく見たい方は →「ソンクラーン動画」はコチラ

ああーもうパンツなどまで浸水したので、着替えてメシ食いたいわい!

で。蜂蜜屋を訪ねたり

チェンマイは蜂蜜の産地でもあります。
チェンマイは蜂蜜の産地でもあります。

メシを食べたり・・・ 

定番。センレック・ナーム。まあウドンとかか?
定番。センヤーイ・ナーム。まあウドンみたいな?

メシ食って。また飲んで。いい気分。
 
でも。付近ではまだ続いている。「ソンクラーン」が。
オカマの方とかも交じって盛大に!
オカマの方とかも交じって盛大に!

町じゅうかっ! 

基地。
基地。

みんな本気か? 
 
で。町中お祭り感が半端ではなく。 
 
肝心の仕入先が休んでいる。ウウッ!
やっぱり休日なのね
やっぱり休日なのね
 
前に来たときの常識も結構通用しない。 
 
中国人系の「旧正月」は結構お店開いていたのに。嗚呼。 
こちとら仕入に来たのに何も買えず。 
 
チェンマイの夜は更けて・・・
ナイトバザール近くの飲食店。
ナイトバザール近くの飲食店。

 
ああ。明日からちゃんと仕事せねば・・・。
 
とういか。明日もお店開かんかったらどうしよ。 
 
 
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