夜型社会。

石垣島は東経124°にあって
この地域は日本では最西端のエリアであるからして

日の入りが遅いです。

一番遅い時期は19:40頃。
日が沈んでもすぐに真っ暗にはならないのであって
その時期は20:30頃までは明るいです。

そして、日の出も遅いです。
一番遅い時期は7:30頃。

これはもう自然の摂理として
夜型生活の環境が整っている訳であって
逆らい難いものがあるのだけれども・・・
実際、石垣島は夜型社会です。朝遅く。夜遅い。

ただし島人の名誉のために付け加えておきますと
早寝早起きをし真っ当な生活リズムでもって暮らしてらっしゃる方も

大勢います。居るはず。

・・・自分の住んでいる地区は市街地から10km弱離れた集落で
のんびりとした場所ではあるのだけれども

ある時期、朝刊の配達が毎日9:00前という頃があって
さすがに「これではイカン」と近所のどなたかが苦情を言ったようで
その後、6:00頃には来るようになった。

ところが。ある晩、寝ようとしたらポストに何かが投函された音がして
見に行ったら「朝刊」だった。(午前)1:00ですよ。

早すぎるわ!一度寝てから配れよ!

しかし、この新聞一体何時に刷り上がっとるんでしょうか?不思議。
(※石垣島は午前中に新聞が読めるが、周辺離島は午後だったりする)

・・・他にも。以前、「路上」という題で書いたけど
市街地周辺では「路上寝込み」が頻発して発生する。

遅くまでお酒を飲んで気持ちよくなったオッサン(又は女性)が
家に辿り着く前に寝入ってしまう行動で、これからの時期は特に多いです。

夜風が気持ちの良いこれからの季節は、寝入るまで行かずとも
道路の縁石や階段等に腰掛けて、酔い覚ましをする輩も多いようで
明くる朝、ジュースの缶やタバコの吸殻が捨ててある。

ウチのお店の近隣もそういった「酔い覚まし場」であるようで
次の日の掃除片付けが本当にめんどくさい
(・・・自分もお酒に関してはあまり偉そうなこと言えませんが)

ある日ウチのお店の裏口階段

裏口階段

こんな狭いスペースだから複数人で座るには無理があるのだけども
確実に誰かが夜を過ごした形跡があって、空き瓶が放置されてる。

ん?空き瓶とな?

角瓶

角瓶じゃないか!suntoryの

アンタ「酔い」を覚ましてないじゃないか!

さらに「酔い」に行ってるじゃないか!

しかも飲み干してるじゃないか!

でもまあ良しとするか。

こんな場所で角瓶飲み干すような奴は
どんな奴かは大体想像がつく。

多分。
カウ・ボーイ。本物の牧童だ。

・・・どうでもいいけど後片付けしてね。
カウ・ボーイ。

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路上

路上 / On The Road 
 
 
と言えば
ビートニクな方々。やはりコレでしょうか?

ビートジェネレーションの「バイブル」
ビートジェネレーションの「バイブル」
 
ジャック・ケルアック著の有名なやつ。
 
昔、誰かに
「若者が必ず読まなければならない幾つかの本の1つ」 
とか適当なコト言われて自分も読んだ。

ビートニクじゃないけど、ともかく全部読んだ。 
 
で。反論を恐れず告白すれば
(翻訳に馴染めず)さほどピンと来なかったので
実はその後あんまり読んでない。 

・・・自分は、ビートニクスでなかった。
 
 
そういえば。 
今は新訳版もあってタイトルも「路上/On The Road」ではなく
【 On the Road / オン・ザ・ロード 青山南 訳 】なんだそうな。
 
しかもハードカヴァーで、値段も高い。
まあいいけど。
 
 
で、本日はココからが本題。 
 
八重山における「 路上 / On The Road 」はコレです。

ただ今急増中!
ただ今急増中!
 
そう「 路上寝込み / 寝込み on The Road 」

つまり、お酒を飲んで酔っ払って、
家に帰るまでのどこかで寝てしまうアウトドア派。
 
夏なんかは、朝、車のボンネットでオッサンが寝ている
なんてのは日常的によくある光景。 
 
地元FM局「石垣サンサンラジオ」では
【昨日の路上寝込み】なるコーナーまであり、件数・内容をほぼ毎日発表する。
 
こんな感じ・・・
「昨日の路上寝込み件数は3件。
午前1時30分頃、字大川の路上、40代男性・・・」 
  
それにしても、新聞記事中の今年の7月72件て、スゴイね。
毎晩2人以上のオッサンが狭い市街地のどこかで・・・

しかもこの数字は補導された件数だろうから
実際に寝込んでいるオッサンの数は何倍もいるはず

ハッ。ちょっとまてよ。
ここまで書いて気づいてのだけれども

この「路上寝込み」こそ
目の前にある刹那的な快楽の追及であり、抑圧された精神の自由・開放であり・・・

これぞ正しく「ビートジェネレーション」そのものではないか!

多分違うな。 
 
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